あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
三が日が終わるのを待っていたかのようにコロナが感染爆発。 コロナの「現在陽性者数」が出るのは潜伏期が明ける2週間後なので、市中検査をろくにしていない日本で可視的に跳ね上がるのは2週間後だと考えています。まだ序の口。
オミクロンの出所が在日米軍で、基地のある県や都市が壊滅的な感染数になっているのが実にひどいです。戦後70年いまだ軍政が独立しておらず、国内各所に通関なしで出入りする他国の軍隊が常駐して、しかもその費用を日本政府が負担してるなんて異常な国、世界に日本くらいしかありません。
詳しくは矢部宏治『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』を読めばその法的な構造がわかります。名著ですので是非。
空港検疫をいくらやっても穴の空いたバケツで特に沖縄県の苦悩が偲ばれます。多分これからの2週で国内1日感染者5万人くらい行っちゃうと思いますので、特に高齢の方はお気を付けくださいませ。(季節性らしいので春には収まると思うけど)
彦根の年末を騒がせたのはコロナではなく、大雪でした。・滋賀・彦根の積雪、平年の3550%に 記録的大雪続く(京都新聞)
彦根市がNHK全国ニュースのトップになるなんて、できればこれが最初で最後であってほしい。琵琶湖が渇水だったらしいので、恵みの雪でもありますが、うちもカールーフと園芸温室の屋根が落ちました。
今日6日、東京が大雪で交通が混乱しているようです。
大雪の翌日は「大雪・転倒・救急車」のニュースが流れるのがお約束ですが、なぜ東京で積雪時の転倒事故が多いのか、それは集合住宅が多くて事実上「地縁」が切れているからにほかなりません。マンション前、アパート前の雪かきをする律義な住人はいないのです。だから、みぞれ状になった掻かれない雪が、翌朝凍って人を転ばせる。
また、大雪はそこで生活が営まれているかをあらわにします。高齢化・人口減少社会では、雪が住民の不在や異変のシグナルになると思います。「共助」が失われつつある気候変動社会で、「公助」が機能していないことの表れでもあります。
今年は珍しく平和堂が三が日お休みだったので、初めて一人で自転車に乗って滋賀大に近い市内最大のモールを訪れました。開いてたことはありがたかったけれど、つまらない建物の、だだっ広い倉庫のような商業地に市内の消費が吸い上げられているのを見て、なんか無残だなと思いました。賑わっていました。
テナントショップのHさんに、「今は上場企業はコンプライアンスが厳しいから、いくら場所がよくても、躯体の古い物件には出店しないと思いますよー」と言われてしまったので暴言を吐きますが、モールやロードサイドの大型店に反発を持っています。
広い意味でビバシティもモールなんです、でも、平和堂は彦根市が本社の、県内企業の雄ですから咎められません。むしろ県内店舗をよく維持していてくれていると思う。
一方で近年、彦根市のロードサイドにポコポコできるチェーンの大規模店舗の事業戦略の品のなさには眉を顰めます。 これは日本の「大店法」政策の明らかな失敗の帰結だと思うのだけれど、中心部の出店を商店街が拒否した結果、上場企業の大規模店舗が幹線沿いの十字路に突如ひしめくようになった。
しかも扱い商品のラインナップが卑しい。便利になった人がいないとは言わないですよ。でも、薬局が野菜や肉や弁当や総菜まで扱い始めたらそれは薬局じゃない。それを地方の中心地の外殻でやられた日には中心の商業地の空洞化を加速する。
さらに私が最も頭に来ているのは、彼らの本社は当然のことながら彦根市になく、まともな地方法人税も落とさず、雇用も最小限で、消費だけを奪っていくからです。それって地方の精気を吸い取る餓鬼じゃないですか。アマゾンが世界中でやってることとおんなじ!
そしてこの消費から得られた利益が、結局株主のほうだけに還元されるなら、それは地域破壊でしかない。
そんな考え方をしてるから、某薬局の会長がコロナワクチン接種を市に働きかけて医療従事者に混じって先行接種しようなどという、他人のことはおかまいなし、カネだけ、今だけ、わが社だけ!という卑しい「社風」が生まれるのです。まあ、どことは言いませんけど(-。-)y-゜゜゜
そこに仁義はありますか?私には末期の株主資本主義の猖獗としか映りません。地域を呑みこみ崩壊させ、無限に資本を掻き集めようという永遠運動。地球破壊です。
彼らは地域の人口が減り、商況が悪くなると瞬時にケツまくって逃げますよ。 (゚Д゚;)間違いない!
そこを考えれば、滋賀県民は「逃げられない平和堂」をひいきにすべきです。
そういいながらも、さっき言ったモールで正月の肉を買って、美味しくいただいちゃったんですけどね。
どうすれば、人口減少社会・需要の減った日本で、地域商業を多様な状態で維持・活性化できるか、考えています。
地域の将来と 日本の未来、独占ではなく節度、単色ではなく多彩、自助ではなく共助のある社会の在り方について、ブログを書きながら考えていきたいと思っています。
本年もご愛顧よろしくお願いいたします。
*矢部宏治『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか (講談社+α文庫) 文庫』
沖縄問題と原発問題にかかわる法的歴史的背景を丁寧に解き明かした名作。日本人全員読むべきだと思う。日本って、なんか変だな、の答えがあります。
追記)
記事頭の画像は正月3日の彦根市「千代神社」です。
意外にも有名人のサインがたくさん飾ってあったので、アップしておきます。鶴瓶と菅田将暉は100歩譲って、へえ、くらいだ、としても、ニコラス・ケイジにはたまげたわ!
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