私の政治的なスタンスを、あまりあからさまに、固有名詞を伴って文章を書くと、多少不具合があるなと考えているのですが、このコロナ禍の2年間で、「テストマッチ」は終わった、現在の与党である、自民・公明両党の能力的な力量は十分すぎるほどわかったと、言っていいのではないかなと思います。
東日本大震災の時に政権を担った民主党について、私は「不運だった」という以外に論評を持たないのですが、あれをして、元首相がいまだに「悪夢の民主党政権」などと声を上げているのは、恥を知れ!以外に言を持ちません。 お前こそが国難だ!
日本の衰退は、民主党政権からはるか前の1990年代後半、民主党の数年を除く自民党が政権を担い続けたこの四半世紀そのものの「悪夢」で「地獄」で、これはデータから見るに、疑いようのない事実だと私は認識しています。
社会学者の宮台真司氏が選挙で誰を選べばいいかについて語っています。
「党議拘束があるから、 個人公約には全く意味がないです。基本的には政党で選ぶしかない。
一番重視すべきなのはただ一つ、それはコロナ対策なんだかんだじゃないです。基本、改ざんと恫喝をしない、ということだと思います。…
改ざんと恫喝が進めば、 知識社会化できない、つまり知恵を集めることができない。そしたらコロナ対策であろうとエネルギーシフト対策であろうが全てに失敗するんです。特に第2次安倍内閣以降はそう(改ざんと恫喝が主流に)なりましたよね。」
もう、わかりみ、しかない。
改ざんが行われれば、正当な歴史認識、つまり、仕事の評価が行われないし、恫喝が常態化すれば、先回りして上司のご機嫌を伺うことを目的とし、新しい知恵が全て事前に摘まれる世界が現出される。それがまさにあの無惨な東京オリンピックではなかったか。
「野々ハナヲ」がこのプロジェクトで好き勝手やってる大きな理由は、「恫喝」がないからです。つまり、理不尽な価値観変更がない。
これは当然のことながら、私の評価軸にたくさんお金をもらいたい、とか、尊敬されたい、とか、年長者に褒めてもらいたい、とかいうのが相対的に少ないから、恫喝の効力が限定的だということにつきます。恫喝されてまで仕事したくない、いつでもやめたるわ!と思ってる。 (゜-゜)
そして、世代交代が進んだせいもありますが、私と「野々ハナヲ 父」の目指すゴール地点に多くの違いはなく、基本「恫喝」やちゃぶ台返しをしないであろうという信頼関係で成立しております。
でも、「自民党」という政党、或いは日本の財界(ミニマムではそこにいるあなたの会社でも!)を見るに、「恫喝」や「横やり」や「忖度」でしばしばゴール地点が変更されているように思えてなりません。つまり最優先すべき事項が、年寄りの「鶴の一声」で蔑ろにされる。うやむやにされる。無視される。現状の権力関係の継続を最優先にされる。
だから、あの党では、総裁選で現首相が語った内容と、党の公約が180度違うなどという椿事が起こるのですよ。日本社会全体を覆う病だと言っていいと思います。それを回避するためにはどうすればいいか。
いろんなノイズがあることを承知で言えば、衆院選の投票の評価軸は
「改ざんと恫喝のない政治を、改ざんと恫喝のない社会を、改ざんと恫喝のない組織を目指す」
これで十分なのではないでしょうか。
一人でも多くの方を巻き込んで、10月31日、日本の政治が刷新されることを願ってやみません。
おかしいと思うことは声に、態度に、投票に、出していきましょう!
*2021年10月20日 宮台真司(ポッドキャスト)
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