緊急事態宣言の延長

2021年9月9日木曜日

social 意見には個人差があります


 今しがた緊急事態宣言の延長が決まりました。滋賀県がどうなるか、気にしておりましたが結局継続とのこと。酒が飲めないじゃねえかよ(怒)事業者、特に小さい飲食・宿泊関連の事業者の方々は胃が痛む思いをされてると思います。

 

 ほんとふざけんなと思います。画像はネットで拾ってきましたが、2021年1〜9月(273日間)で緊急事態宣言が出ている期間はなんと211日間。何も出ていない期間はわずか28日間のみ。飲食店殺しですよ。しかもその間にオリパラを強行開催している。酒を飲むなと言い、店を閉めろと言い、修学旅行も運動会も遠足も中止にしろと言い、オリパラをやっている。どれだけ国民に愛情のない政治家が政権の中枢を占めているか。有権者は目を覚ました方がいい。あれらの者どもがやってきたのは自粛のお願いだけ。後はやりたい放題です。

 ITmedia ビジネスオンラインによると、今年8月まででコロナ禍を原因とした経営破綻が2000件を超えました。自主廃業や事業縮小を含めればこんな数では済まないでしょう。そして閉店した一軒一軒、廃業した一社一社それぞれに従業員の生活があるのです。この状況でろくな対策を打たない現在の政権にはらわたが煮えくり返ります。

新型コロナ関連の経営破綻、2000件を超える 「小規模事業者を中心に今後も推移」(ITメディアビジネス)

 私の通常在住地は東京なのですが、私の街では耐え切れず通常営業に踏み切った駅前の居酒屋や焼き鳥屋が連日にぎわっています。私は遠巻きで通り過ぎますが、店主の気持ちが痛いほどわかる。一言で代弁すると「このままだと殺される」これに尽きると思います。東京では無意味な「皆さん、家にいましょう」というアナウンスをする選挙カーもどきが走り回り、駅前で「早く家に帰りましょう」とアナウンスする都庁職員がたむろしてます。どこの社会主義国家ですか?ここは。社会主義国家なら、まだ補償があるだけ、数層ましです。 


 さて、前稿で「財務状況がいい」「お父さん、ありがとう!」なんて書き方をしたら、うちの「野々ハナヲ 姉」から、書き方に品がないという趣旨のダメ出しが入りました。が、冗談ではなく、ほんとうにありがたいことだと考えています。

 特に今のようにコロナ禍で消費マインドが縮小し、或いは政府からの要請で時短や休店、アルコール提供の自粛を余儀なくさせられて、「日銭」が入らない商況でも固定費は容赦なくかかってきます。仮に借入金があれば、売り上げがなくても返済を迫られます。

 弊社は「商品を商う」という意味では以前のような商売をしておりませんし、弊社の給与だけで生活を賄っている従業員も抱えておりません。だから賃料が途絶えても銀行に日参して返済猶予をお願いするとか、従業員の減給、或いは解雇の選択をせざるを得ない、更には私財を投げうって会社を延命させる、などという事態に陥らずにすんだ。本当に「たまたま」だと思います。うちの社長は「商売をしていて金の算段の苦労をしなかった時代はない」と述懐しておりますので、このコロナ禍の時期が時期なら、うちでも地獄の釜の蓋が開いたと思います。だから、今、全国津々浦々地獄の釜の蓋は開いています。

 

 最近空気感染も指摘されて、果たして飲食店と濃厚接触者に集中したコロナ対策が正しかったのかという弁論も目にします。(東京の通勤電車を見ているとこれまた頭が痛くなる)

この1年半を振り返ると、

パチンコ店→劇場・ライブハウス→飲食店

ときて、今「酒」と「音楽フェス」と「座り飲みする若者たち」が諸悪の根源とされています。でも、おかしいと思いませんか? イスラム学者の内藤正則先生(同志社大)が、「酒類が禁止されているイスラム圏でもコロナは感染爆発している。酒が悪いのではなく、多人数での会話や会食が問題なのだ」と言った旨のツイートをされてました。結局のところ、酒も飲食店も、政治が矢面に立たされないためのスケープゴートにされている、私はそう考えます。科学的に考えれば、満員電車でも家庭内でも学校でも職場でも、ウィルス量の多い人が知らずに長時間換気の悪い空間で会話すれば感染すると考える方が妥当です。

 

 幸い、ここにきて感染者数はやや減少傾向ですが、変わらず医療は逼迫しているし、何より政府がワクチン以外の対策をほとんどせず、人流が減ったわけでもないのに減少したのは、ワクチンのおかげではなく、内科医の上昌広先生がおっしゃるように、コロナは季節性があり、株が変わるタイミングで減少する、と考えた方が信ぴょう性がありそうです。

 いったんは9月末である程度落ち着くとは思いますが、政府があまりにポンコツなので、早ければ10月後半から次の波が来る予感もあります 。まだまだ困難は続くと思いますが、事業者の方々は、どうにか方法を考えて、苦境を乗り切っていただきたいと心から祈っております。