都心に出る機会があったので秋葉原にある小泉照明のショールームOBAL東京に行ってきました。
オープンだけ確認してアポなしで行きましたが、 緊急事態宣言下だけあって空いてた。というか、そもそも主に住宅建築を予定しているかたが、現物を見に来るような施設なのですが、受付で記名して、4階のショールームでいろいろと教えていただきました。
対応していただいたのはNさん。
私、若いころ、仕事でイベントの照明をお手伝いさせていただいたことがあるので、展示やギャラリーの照明が、おもちゃ感覚で着脱で来るのを知っています。なので、共用部分の照明について、外注お任せにするとお高いので、自前でオーダーして梯子上って自分で着けちゃった方が安くね?と思ったのが訪問の動機。ただね、やっぱりおしゃれ照明って、高くて電気代がお高いんじゃないですか?って思ってました。
それが、Nさんによると今はもうアンティークライトでもなければ、ほぼ全部LEDなのだそうです。だから、電気代はそんなに高くはならないと思いますよ、と言われてそういうもんかー、と思いました。
昔の照明機材って上から落ちてきたら顔に致命的な火傷を負うような凶器に近い代物でしたが(オペラ座の怪人)、今はそうでもないらしい。またLEDで寿命が延びたせいもあるけど、照明器具と電球が一体化したものが多くて、玉だけ交換できないものの方が増えているとのこと。
図面もっていくの忘れたのですが、仮図面でも、サイトにあげておくとほんとに楽ですね。スマホで見ていただいたところ、
「では正式図面ができて、データをメールで送っていただければ、「照明計画」を立ててご案内いたしますが、どうしますか?」
「それは、…いかほど?(@_@)」
「無料です」
カスタマーズカード書いて、名刺頂いてきました。(;・∀・)
ちなみに小売りはしていない、あくまでご提案なので、直販はありません。建築士か、工務店を経由するか、回避するには家電量販店に発注する必要があるとのこと。( ..)φメモメモ
ただし、遠方からメールでもお願いできるようなので、ご自宅、或いは店舗の改修をお考えの方は、試しにお願いしてみてもよいかと思います。
こうやって、いざ、加工物件を抱えてみると、どうやればイメージを具現化できるか、いろいろと心を砕きます。
「具現化せよ」
これは昔の上司の口癖だったのですが、ああ、もっと上手に絵が描ければよかったのに、とか、パソコンのグラフィックソフトを縦横に操れればよかったのに、と思うことしきり。
夏に、自分ちの物件を何時間かかけてスケッチに行きましたら、エッシャーも真っ青の異次元絵画が出来上がりました。パース(遠近法)が描けねえorz…
それでも凄い勉強になる。撮影だと気づかない建物の構造や状態を観察するいい機会でした。
ご存じの方しかご存じないでしょうけど、昨年のマンガ大賞を受賞した『ブルーピリオド』(*注)を読み始めて割とハマったので、絵画教室に行こうかしらとまじで思ったりしました。
先日たまたまチャンネルを合わせた 「NHK 沼にはまって聞いてみた」で、中高生がスマホやタブレットで、美術館において遜色ないイラストをさらさらと描き上げるのを見て驚嘆しました。
私は、近年、なんで高校の時、美術部に入っておかなかったのかと、痛恨の思いで振り返るときがあります。
たまたま、このブログをうっかりご覧になった中高生の子どもをお持ちの方!
子供に絵を描かせなさい。ツールは筆でもタブレットでもスマホでもパソコンでも構わない。画題も風景でも美少女でもグロ画でも構わない。頭の中のイメージを具現化できる技術が今後、どれだけ必要か、それがあればどれだけ役に立つか…。
美術に限りませんが、DIYが最強な時代が多分来ます。家でも店舗でも、外注するより自前で調達したほうが 、唯一無二の傑作が出来上がるにきまってる。
上手下手ではありません。
納得と説得。金で買ったステレオタイプよりも、地力のオリジナルのほうが(但し、店舗は法規順守で)必ず力を持つのです。
そんなことを最近考えています。
*注:普通の高校生が、東京芸大を目指す美術版ドラゴン桜。技術的なアドバイスがすごい。
0 件のコメント:
コメントを投稿